建設業許可に必要な財務書類!貸借対照表の見方を覚えよう

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建設業許可に必要な財務書類!貸借対照表の見方を覚えよう

日付:2017年03月07日 カテゴリー:建設業許可の基礎知識


建設業の許可を得るためには

企業が建設業許可を得るためには、所在地にある国土交通省の地方整備局へ、必要書類一式を提出することが求められています。この中には、直前の財務諸表1年分が含まれており、財務諸表は、貸借対照表、損益計算書、完成工事原価報告書等により構成されます。

貸借対照表とは

貸借対照表とは、企業の決算期における、資産・負債・資本の状況を示したものです。資産は、現金・預金・売掛金・機械設備などにより構成され、大きく流動資産と固定資産とに分けられます。
 
前者は、流動的なもので比較的短期間に現金化が可能なものを指します。一方、後者は現金化ができない代わりに、企業の業務を進めるために不可欠なもので、例示であげた機械や車両などが該当します。
さて、負債とはその名が示す通り、借金に相当する部分です。こちらも流動負債・固定負債に分けられますが、一般的にこの負債の額が少ないほど、財務内容は良好な数値を示します。
 
一方、資本とは、資本金や利益準備金などで構成され、この部分を自己資本と呼びます。他方、負債を他人資本と呼び、自己資本が多い企業ほど、健全性・安全性に優れた企業と言われています。

貸借対照表を見る3つのポイント

貸借対照表を分析するには、3つのポイントを抑えることが大切です。先ず第一に、総資本対自己資本比率です。これは資本総額に対し、どれだけの自己資本が蓄積されているかを表すもので、自己資本比率が少なくとも4割程度はないと、良好な企業とは呼べません。
 
次に重要な指標として、総資本対経常利益率があります。
 
これは、企業の持つ総資本により、1年間でどれだけの利益を獲得できたかを示すものです。経常利益はバランスシート上には上がってきませんから、損益計算書上で経常利益額を確認することが大切です。標準的なケースとして、この割合が3%~5%は必要です。なかなか中小企業でこの数字を叩き出すのは困難かもしれませんが、企業存続を前提とした場合、この積み重ねが内部留保を厚くし、自己資本を充実させるからです。
 
最後に、売掛金の中身です。これは工事を終えたが回収が成されていない金額であり、この中に不良債権が含まれている場合が往々にしてあります。払うべき相手方が倒産した、払えない状態にある等の理由から、債権であっても、債権にあらずという劣悪な状態を指します。この見つけ方は売掛金明細を見て、前年と同じものが残っていれば瞬時に判断がつきます。
 
いずれにせよ、バランスシートは企業の成績を示す通知表のようなものと言えます。毎期毎期の努力の積み重ねが良い結果となって表れることに違いはありません。

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